MinopuによるWharton MBA留学記

総合商社にてトレジャリーに配属され為替・デリバティブのトレーダーを経験後、不動産事業投資へ。国内のみならず、海外のJV・アセマネ会社の投資先管理、事業撤退、訴訟を経験したのち、Wharton MBAへ。

友人関係

先々週からPre-termが始まり、2週間に亘って徹底的に”自分を知る”、”他人を理解する”というアクティビティが詰め込まれている。例えば、運動会、日帰りretreat(遠足)を通じて、徹底的にチームワークを体に叩き込むイメージ。

 

MBAという時限性のプログラムにおいて他人を知り、自分を開示し、理解しあい、友人をつくるということにフォーカスした場合には、プログラムにおいて強制的にそのプロセスを経させることが不可欠なのは理解できる。

しかしながら、毎日最低でも20人や30人単位の人に対して、自分を説明し、他人を理解し、名前を覚えるという行為はなかなか30歳という年齢、かつ日本の文化バックグラウンドを考慮すると慣れない行為。(実際に、ほかの学生に聞いてもoverwhelmingだったという意見は多数あった)

昔の10人単位で来訪される銀行との名刺交換を思い出す。名前を覚えるべく、会話もし、いろいろな特徴を名刺に記載するも、”眼鏡、身長168センチ”という、ほぼ覚えるに際して意味のない情報を書いた過去の自分が恨めしく、覚えるのを放棄していた。

 

しかし、今回は違う。覚えることが必須だった。名前を何回も暗唱し、たまにFacebookで顔が一致しているか確認したりしながら、覚えている。

 

 

ラーニングチームも発表された。秋セメスターのコア授業における、グループ課題をともにする6人のことだが、インダストリー、国籍、プライオリティーすべてがバラバラである。

最初の顔合わせのイベントでは、冒頭に記載した通りの自己開示のプロセス。詳細な記載は控えるが、個々人の体験記を話すのだが、内容は強烈。相対的にみた際に、自分が家族面・経済的な立場でいかに恵まれているか、(体験が薄いのか、感受性が低いのか)を感じる。