Stock Pitch
先週は、University of Virginia Dardenに赴き、University Virginia Investment Committee主催のStock Pitch Competitionに参加してきました。
そもそもどうやって出場したの?
プロセスとしては、Wharton内でのStock Pitchコンペにチーム(3人)で出場したのち、順位がよかった順に、次に各大学で開催されるStock Pitchコンペの場所を選ぶことになっていました。私たちのチームは、ほかの2人の力もあり、13チーム中4-7位のポジションだったため、期待通りUVICのコンペに出場してきました。(ほかにはColumbia,Kellogg, Cornell等ありました)
コンペティションって?
Recruiting関連のClubに属すると、このようなCompetitionが定期的に開催され、Job Switcherがチャレンジしやすい(レジュメにも書ける)環境を提供してくれています。具体的には、WhartonではPE/VC Club、Distressed investment Club、Real Estate Club、そしてInvestment Management Clubが開催しています。
どんなメンバー?
今回は、前回のWharton内のStock Pitchと同じメンバーでした。具体的には、二人ともアメリカ人で一人はシアトルのIM、もう一人はニューヨークのPE出身というメンバー。締め切り数時間前に主催者側にランダムに選んでもらったメンバーでしたが、最終的には素晴らしいメンバーでした。
ただし、最後に行きつくまでには相当な苦労を伴い、胃が痛くなる日も結構頻発しました。。
苦労した点は?
ースケジュール調整が困難
ー優先度のばらつき
ー第二言語で人を説得することの難しさ
何を当たり前のことを、とおっしゃるかもしれませんがMBA学生にとって、スケジュール調整は果てしなく困難なパートです。個人的には、実際のコンペ前に何度かあつまりたかったのですが、インターン採用活動、授業の合間を縫って結局会えたのは2回でした(2週間で)。2点目でも挙げていますが、人によってこのCompetitionに対する優先度が全く異なるので、初回のミーティングでもMGMT610で培った、Brain Stormingを各自で行ってから集合する。というコンセプトを応用してみたかったのですが、かなわず。
やはりMBAという完全にフラットな組織において、プロジェクトを推進することの難しさを感じた次第です。
また、実際のコンペでは10分プレゼンののち、15分質問タイムという構成でしたが、
プレゼンは自らがアサインしたところは説明できても、後半の質問タイムでは全く貢献できず、自らの英語・理解力のなさに愕然とし、気持ちあらたに迎えた次第です。
結果
実際のプレゼンは、初戦敗退しFinalistにはなれませんでしたが、英語でプロに説明をする機会、アメリカ人とのチームワーク経験、投資に対する考え方、など学びも多く、非常に良い経験ができたので引き続き前向きに進んでいこうと思います。
次回は、Stock Pitchで考えるべきポイントについてまとめていこうと思っています。
就職活動@米国
Q1が先週終了し、Q2が今秋からスタート。Q2からは、Marketingが終了したため、追加でOperation、Presentationの授業が加わり、以下のような時間割となった。
Q1に比べると、Marketingが減った分余裕が出ている、かつ午前中に集中しているため午後は自由時間に使えるような時間割。しかしながら、以下のように予定はすさまじい勢いで詰まっている。自らのタイムマネジメントに磨きをかけなければならないQ2となる。
米国での就職活動事情
10月21日をもって、Whartonもrecuruitingシーズンが解禁となった。米国のRecuruitingには2種類あり、Mature RecruitingとEnterprise Recuruitingが存在する。Mature Recruitingとは、コンサルティング、IBD、General Management(製造業)、IM(Investment Management)に代表される、大企業やある程度プログラムがモジュール化されている業界が行うリクルーティングのことを指すようで、本邦企業と同じく、数回の面接を経て、サマーインターンシップ内定という流れになっている。また、Whartonまで来訪して面接やEIS(Employee Information Session)がなされることも特徴。
一方、Enterprise Recruitingについては、PE/VC、Tech、StartupといったWhartonには来ない企業に対して、学生の方から一方的にLove Callをし続けるタイプの就職活動のことを指す模様。こちらについては、各就職活動系クラブ(Professional Club)のメーリングリスト、学校から提供される求人募集、人づて、Linkedinなど様々な手段を通じてCVを大量に送り付けるという必要がある。また、内定が決まるのも夏休みの手前ギリギリまで出ないところが多いため、なかなかにストレスフルな模様。
クラブ活動
転職活動の観点から、クラブ活動のLeadership positionをとること、pitchコンテストに出場することをWhartonの学生は重視している(正直、そこまでみるのかと思うが)。多分に漏れず、とりあえず物は試しということで、応募したところJapan Club、Asia Club、Real Estate ClubのVPポジションをそれぞれ獲得。また、IM(Investment Management)クラブが主催するStock Pitch コンテストに参加し、友人の手助けもあり何とか4位にてフィニッシュし、次回はU of Virginiaへの遠征が決まった。
自分のインターン活動
私については、過去のバックグラウンドを照らし合わせ、Real Estate、PE、GM、IM(IMはストレッチエリア)を見ているが、そろそろ業界も絞らなければ体一つでは足りない状況。この状況に鑑み、かつて所属していた会社とのパートナー関係にあった会社でCFOを長らく務めていたProf Nakaharaと個人的に面談。30分のところ、1時間も時間を割いてくれ、いろいろと話をしてみた。
彼とは、正直Real Estateが好きかどうかわからないので、どの業界に絞っていいかもわからない。というかなりハイレベルの質問を投げかけたところ、以下のような質問のやり取りがあった。
Q1
あっという間にQ1が終了。今期の授業は、ほぼFlexible CoreとCoreで埋まってしまっており、以下のようになっている。
Accelerated Accounting
Micro Economics
Corporate Finance
Statistics
Marketing
Writing
と盛りだくさんとなっており、Writingを除いて書く2コマ×1時間半の授業を受けている。
Accounting
Accountingの先生は、Disclosureをメインに企業がどのように会計仕訳を切り、どのようにDiscloseするかについて、説く授業。今期で受け持つのが最後ということもあり、あまりやる気はないし、最初の授業の時にも「このコースは厳しいので、ドロップしたかったら早めにすること」などどと脅しをかけてくる面もあるので、当初の評判は低空飛行。時折よくわからない比喩表現を使いつつも(FIFOとLIFOではなぜか、カバを例にとり説明。しかも、カバにはアレックスという名が)、面白くまたためになるような知識を詰め込んでくれる。ビュイックというアメ車が好きなのか、それをも例に出してくる。
なお、目の焦点はなぜか常に授業の中央の柱。
Micro Economics
39歳の若い教授(Featherstone)が実際にお金をかけたり、ゲームをしながらゲーム理論、基礎ミクロ教えてくれ、非常に人気が高い。また、ジョークも多く、スライドも丁寧で学生からは慕われている。
CorporateFinance
GS出身の教授がかなりtheoreticalな観点からCorporateFinanceを教えてくれるが、「このコースは厳しいので、ドロップしたかったら早めにすること」と、こちらもAccounting同様、脅しをかけてくること、Financeの発音がフィナンスだったり、学生からの評判は最初はイマイチだったが、徐々にキャラを踏まえ、好感度がアップ。
Statistics
ブラッドピット主演のMoney Ballが大好きな、小太りおじさんが教えてくれる統計だが、きわめてhighlevelな事象でしか教えてくれないこと、また野球の話が多く、男子学生からは人気があるが、女性、international studentからはまぁまぁな印象。
相当に私は苦手科目なので、重点的に勉強を進めている。が、まだわからない。
Marketing
教授は南アフリカ出身。最初はなまりもひどく、何を言っているのかさっぱりわからなかったが、USローカルに聞いても、わからないとのことだったので一安心してしまっていたが、徐々に慣れてきている。内容は5C、4Pなどのコンセプトをもとに、ケースをLearning Teamでレポートを書いたり、ディスカッションがメインのクラス。しかしながら、毎回のtakeawayが判断しづらく、学生からは不評。コンセプチュアルな内容が故、Quantitativeに分析をするMarketingが人気(Elective)な理由もうなずける。
Writing
international studentを中心に受講するライティングの授業。先生は英国出身の先生で、きわめて温和であるが故に生徒から舐められがち。宿題の日付を無理やりネゴられていたり、先生的な扱いを受けていないところは、学生としていかがなものかと思う一方、小さなことでもネゴしようとする姿勢には感服。
来週からは期末試験ではあるが、Fall Breakのため、みな町におらず基本的にはMexicoだったりPuertoricoに行っていたり三者三様。私は、Phillyの町で、ゆっくりとJOMOを味わう至福の時間。
友人関係
先々週からPre-termが始まり、2週間に亘って徹底的に”自分を知る”、”他人を理解する”というアクティビティが詰め込まれている。例えば、運動会、日帰りretreat(遠足)を通じて、徹底的にチームワークを体に叩き込むイメージ。
MBAという時限性のプログラムにおいて他人を知り、自分を開示し、理解しあい、友人をつくるということにフォーカスした場合には、プログラムにおいて強制的にそのプロセスを経させることが不可欠なのは理解できる。
しかしながら、毎日最低でも20人や30人単位の人に対して、自分を説明し、他人を理解し、名前を覚えるという行為はなかなか30歳という年齢、かつ日本の文化バックグラウンドを考慮すると慣れない行為。(実際に、ほかの学生に聞いてもoverwhelmingだったという意見は多数あった)
昔の10人単位で来訪される銀行との名刺交換を思い出す。名前を覚えるべく、会話もし、いろいろな特徴を名刺に記載するも、”眼鏡、身長168センチ”という、ほぼ覚えるに際して意味のない情報を書いた過去の自分が恨めしく、覚えるのを放棄していた。
しかし、今回は違う。覚えることが必須だった。名前を何回も暗唱し、たまにFacebookで顔が一致しているか確認したりしながら、覚えている。
ラーニングチームも発表された。秋セメスターのコア授業における、グループ課題をともにする6人のことだが、インダストリー、国籍、プライオリティーすべてがバラバラである。
最初の顔合わせのイベントでは、冒頭に記載した通りの自己開示のプロセス。詳細な記載は控えるが、個々人の体験記を話すのだが、内容は強烈。相対的にみた際に、自分が家族面・経済的な立場でいかに恵まれているか、(体験が薄いのか、感受性が低いのか)を感じる。
相互モニタリング
先々週、先週はNew York、Los Angels, San Franciscoへ友人に会いに旅行をしていました。その際、ヨーロッパでも見かけたが、電動エコバイクを使用している人の多さに気づかされた。
Lime(日本上陸予定)、Bird、Scootなど大量に会社も乱立しており、それぞれLyftやUberに買収されてもいる。速度も以外に速く10マイル後半がでるほか、マイル毎or時間毎の課金なので意外とリーズナブルに乗れること、交通機関がパンクチュアルではないことから多くの人が走っていることに気づかされる。
物は試しと思って乗ろうとしたのだが、残念ながら免許証が必要とのことで乗られなかった。法律上の規制が理由ではあるものの、免許証やクレジットカードの番号を登録することで、運営会社としてはサービスの対価の取り漏れも減り、かつ最後にどこで誰が乗り、降りたか(基本乗り捨て可能)まで把握でき、会社側はドライバーを評価できるシステムとなっている。
Uberは顕著に顧客がドライバーを評価し、ドライバーも顧客を評価するシステムになっており、レーティングが良くないとたとえUberを呼んだとしても後回しになってしまうシステムになっている。日本の場合には、この相互監視のシステムがないのは不思議な点。
国を変えても同様で、中国では政府と民間が手を組み、アプリを通じて各々の行動をすべてレーティングする時代となっている。犯罪やをすればもちろんのことレーティングが下がり、社会組織の立ち上げの内容次第ではペナルティが課され、自分自身のレーティングが下がる。レーティングは銀行からの借り入れや買い物等に支障が出てしまい、露骨に自身の生活に影響を与え、自ずと社会の考える正しい方向に律するシステムとなりつつあるようだ。
キャッシュレスが進むなかで、自信の信用がより日々の生活に影響を与えつつあり、社会と個人、会社と個人がお互いにモニタリングをする世界となっていることを感じ、個人情報の貴重さを感じる。
バランス感覚
ようやく家関連のセットアップがほぼすべて完了し、週末はNYへ同期を訪ねに。
Amtrak に乗り、1時間20分でNew York のPenn Station(34th)に到着するも、人のあまりの多さに東京から来たにもかかわらずよってしまいました。
少し話はそれるますが、2010年に英国の交換留学が終わったのち、Boston Career ForumにてNomura International NYオフィスのインターンを獲得した際に住んだのは、まさにこのPenn Station近くのChelseaの日本人が運営しているアパート(ザビレッジハウス)に住んでいたのですが、ついた瞬間の衝撃は忘れません。
部屋の広さはおおよそ4~6畳。その部屋に、洗面台、冷蔵庫、シングルベッド(まんなかがへこんでいる)、クローゼットがあったのでスーツケースはもちろんV字にしか開かず、今のアパホテルを彷彿とさせます。
そんな部屋でも当時のインターンの給料の4分の1は使いましたし、なによりもNYで仕事をさせてもらえるということへの自分の自信と喜びが勝っていたのを思い出します。当時、自分としては忘れられないストーリーがあるのですが、それはまた後日。
話はだいぶそれましたが、会社をしばらく外れるにあたり、嬉しいことにいろいろな方に送別をして頂きました。その際に頂戴するコメントは様々で、
「かならず会社に戻ってくるように」
「ワンタッチでもいいから戻るように」
「どうせやめるでしょう?」
「頭でっかちになるから定期的に仕事の話をしにこい」といってくれる子会社の社長、
「あえて学問を習いに行き、徹底的に頭に叩き込んだうえでその後の実務でアジャストすればいい」といった真逆のアドバイスもある。
格言も同じで「結婚は人生の墓場」といった意見もあれば、「結婚せよ」という意見もある。物事の見方というのは人それぞれであり、すべてがきれいにPros and Consで片付けられないことにあふれている。ただし、どの意見を自分がどの程度受け入れて、将来につなげるか。ここにセンスが表れて、「バランス感覚のいいひと」というレピュテーションを確立するのかなと考えています。
これからのMBA生活、ソーシャル、勉強、リクルーティングといったイベントが目白押しでFOMA(Fear of Missing Out)をみな恐怖に思うようですし、私もご多分に漏れませんが、物事のPrioritization、バランス感覚を培う場として考えるくらいの気持ちで臨み、経営という不安定な状況下での判断に役立てたいと思う次第です。
セットアップの1週間
Philadelphiaに到着してからの1週間はホテル生活を実施し、今日からようやく契約したアパートへ移り住むことになった。
サマースクールもようやく初1週間が終わりを迎えようとしているが、自分が日々気づいたこと、学んだこと、感じたことについて書き留めなければ忘れてしまう情けなさを感じる。
①ジム・ヨガ人口の多さ
町中を歩いていると、タンクトップのショーツというお決まりの格好でヨガマットを持ち歩いている女性や、ランニング・ジム帰りの人たちとよくすれ違う。日本では、スーツで行き、着替えて、またスーツで帰るから少ないように感じるのかもしれない。自分もアパートにはジムがついているので、意識して継続していきたいものだ。
②食事量の多さ
ポーションが毎度多い。これは、万国共通で現地の人も残しているケースが見受けられる。毎回、罪悪感にかられながらも食べてきたが、積極的の残してしまうことにした。
③発言・質問の多さ
授業に参加しているのはおそらく大学入学間近の高校生たちだが、まぁ質問を遠慮なくするし、先生(PhD)に対してものカットインの量がすごい。わからないままにするということが恐怖なのかなと思う。
④サウナがない
大学院受験期間中、唯一の癒しだったのはサウナだった私。18時過ぎに会社を出発し、24時までアークヒルズで勉強した後、ほぼ毎週1週間の自分へのご褒美に行ったのは西麻布のアダム&イブ。都内で唯一なのではと思われる、タトゥー・入れ墨も可能なサウナに入り、そこにいる方々の話を聞きながら(大阪に集金に行く、ボツリヌス菌が美容にはetc)、ぼーっとするのが楽しみだった
サウナが絶望的にない。
アパートにはバスタブもないですし、悩みは深い。