MinopuによるWharton MBA留学記

総合商社にてトレジャリーに配属され為替・デリバティブのトレーダーを経験後、不動産事業投資へ。国内のみならず、海外のJV・アセマネ会社の投資先管理、事業撤退、訴訟を経験したのち、Wharton MBAへ。

バランス感覚

ようやく家関連のセットアップがほぼすべて完了し、週末はNYへ同期を訪ねに。

Amtrak に乗り、1時間20分でNew York のPenn Station(34th)に到着するも、人のあまりの多さに東京から来たにもかかわらずよってしまいました。

少し話はそれるますが、2010年に英国の交換留学が終わったのち、Boston Career ForumにてNomura International NYオフィスのインターンを獲得した際に住んだのは、まさにこのPenn Station近くのChelseaの日本人が運営しているアパート(ザビレッジハウス)に住んでいたのですが、ついた瞬間の衝撃は忘れません。

 部屋の広さはおおよそ4~6畳。その部屋に、洗面台、冷蔵庫、シングルベッド(まんなかがへこんでいる)、クローゼットがあったのでスーツケースはもちろんV字にしか開かず、今のアパホテルを彷彿とさせます。

そんな部屋でも当時のインターンの給料の4分の1は使いましたし、なによりもNYで仕事をさせてもらえるということへの自分の自信と喜びが勝っていたのを思い出します。当時、自分としては忘れられないストーリーがあるのですが、それはまた後日。

 

話はだいぶそれましたが、会社をしばらく外れるにあたり、嬉しいことにいろいろな方に送別をして頂きました。その際に頂戴するコメントは様々で、

「かならず会社に戻ってくるように」

「ワンタッチでもいいから戻るように」

「どうせやめるでしょう?」

「頭でっかちになるから定期的に仕事の話をしにこい」といってくれる子会社の社長、

「あえて学問を習いに行き、徹底的に頭に叩き込んだうえでその後の実務でアジャストすればいい」といった真逆のアドバイスもある。

 

格言も同じで「結婚は人生の墓場」といった意見もあれば、「結婚せよ」という意見もある。物事の見方というのは人それぞれであり、すべてがきれいにPros and Consで片付けられないことにあふれている。ただし、どの意見を自分がどの程度受け入れて、将来につなげるか。ここにセンスが表れて、「バランス感覚のいいひと」というレピュテーションを確立するのかなと考えています。

 

これからのMBA生活、ソーシャル、勉強、リクルーティングといったイベントが目白押しでFOMA(Fear of Missing Out)をみな恐怖に思うようですし、私もご多分に漏れませんが、物事のPrioritization、バランス感覚を培う場として考えるくらいの気持ちで臨み、経営という不安定な状況下での判断に役立てたいと思う次第です。